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September 21, 2009

舩木倭帆( ふなき しずほ) 吹きガラス展

■主催:室内デザインスタジオ

■日時:2009年10月6日(火)~10月11日(日)
      11:00~19:00[最終日は17:00まで]   

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このたび、ディーキューブギャラリーでは、「舩木倭帆 吹きガラス展」(主催:室内デザインスタジオ)
を開催いたします。

舩木倭帆(ふなき しずほ)氏は、昭和10年に島根県布志名焼窯元舩木道忠氏の二男に生まれ、
島根大学ご卒業後は、清水硝子製造所(大阪)・各務クリスタル製作所(東京)を経て、大田区鵜
の木に伊藤孚氏と共同窯を築窯し、作品を発表してこられました。
昭和52年には、九州民芸村(北九州市八幡東区)内に、舩木倭帆ガラス研究所を設立し、以後北
九州を拠点として数々の作品を発表しておられましたが、昭和63年、広島県神辺町にグラスヒュッ
テ舩木を設立して拠点を移されてからは、後進の指導にも力を入れておられます。
また、これまで、神奈川県立近代美術館や京都及び東京国立近代美術館などにおける展覧会に
出品し、好評を博しました。現在、国画会工芸会会員としてご活躍であり、著書『吹きガラス』『普
段着のガラス』『ガラスの器』を出版するなど、精力的に活動されています。

このたびの展覧会では、舩木倭帆氏の作品を中心としながらも、舩木氏のもとで制作されている
小牧広平、伊東まゆ両氏の作品もあわせて展示。
ワイングラス、タンブラー、花瓶、鉢、皿、ピッチャー、レーマーなど、およそ60種300点ほどをご
紹介します。 是非、ご高覧ください。


舩木倭帆略歴

昭和10年 島根県 布志名焼窯元 舩木道忠の二男に生まれる
昭和33年 島根大学卒業。清水硝子製造所(大阪)へ入社
昭和43年 各務クリスタル製作所(東京)へ入社
昭和44年 大田区鵜の木に伊東孚と共同窯を築窯
昭和49年 「日本のガラス展 ―古代から現代まで― 」(神奈川県立近代美術館)出品
昭和52年 九州民芸村(北九州市八幡東区)内に、舩木倭帆ガラス研究所を設立
昭和55年 「現代ガラスの美 ―ヨーロッパと日本― 」(京都・東京国立近代美術館)招待出品
昭和57年 国画会会友優作賞受賞、国画会会員に推挙される
昭和58年 第一回朝日現代クラフト展(阪急百貨店)招待出品
昭和63年 広島県深安郡神辺町にグラスヒュッテ舩木を設立
平成 元年 愛知県立芸術大学美術学部非常勤講師(平成8年まで)
平成11年 「日本のガラス2000年 弥生から現代まで」(サントリー美術館)出品
平成12年 「うつわをみる 暮らしに息づく工芸」(東京国立近代美術館)出品
平成13年 イギリス・ブラックウェルのKokten Korgei出品とセミナー参加
平成16年 日本橋三越本店で第25回記念展を開催
平成18年 アサヒビール大山崎山荘美術館(京都)にて、開館10周年記念特別企画
        「舩木倭帆ガラスの器」展を開催
平成19年 天満屋福山店で「吹きガラス五十年、神辺工房二十年記念展」を開催
平成21年 「吹きガラスの流れ -今昔(いまむかし)- 」展(倉敷民藝館)出品
        「民藝からの創造 国展工芸・西の会」(阪急うめだ本店)出品


私の半世紀を過ぎたガラス人生の中で、北九州で過ごした十年間は、最も印象深
い期間です。今回お世話になる伊関さん(*)は、「つくし工芸」以来の古いお付き
合いで、会場も元「つくし本社ビル」と何から何まで感慨深い事ばかり。楽しみです。
この度は、私の最近の仕事のほかに、現在私のもとで勉強中の小牧広平、伊東ま
ゆ両名の成果も少し展示します。                                
                                           舩木倭帆
(*)主催者である室内デザインスタジオの伊関良一氏のこと


投稿者 d3gallery : September 21, 2009 01:02 PM

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